Contradictory equilibrium/
鳥星
君がポケットから取り出した青空は
ひたすらに美しかった
珈琲で手を洗う
これが別れの挨拶だ
僕の落とした心臓を
蟻たちが咬みくわえて引きずっていく
それを鳩が涼しい顔で奪う
ランプをたわわにつけた木の枝をそっと持ち上げ
雨の中で笑いたかった
涼しい色をして
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