※五行歌 六首「いのちの 幸福」/こしごえ
 
宙の青さを
みつめていると
静かさが
しみてくる
重いいのちを



お空
ありがと
なんでも聞いてくれて
こころがすっとする
今日も生きているよ



目をつむり
心の暗闇を
聴いていると
聴こえて来ることもある
光の声



「行雲流水
 放てば満ちる
 足るを知る
 これも運命 天の自由」
銀河の岸で小鬼が歌う



冬は六花
春は風光る
夏は蝉時雨
秋はコスモス
私は詩を書く


(※ 六花=りっかとは、雪のこと)




人知れず
ほほ笑みを
零す
いのちの
幸福
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