surely/中田満帆
──光りが嵐を超えてやって来るって
おれはおもうんだ、それを春を待てないひとびとに教えてやれって
闇のなかで待ちくたびれているひとびとに教えてやるんだって
それがお好みの真実ならねってさ
きっとだれもが足?いて来た、過去と現実の磁場のなかで
じぶんの行いすら忘れたやつらに罰をってな
きっとだれもが足?いて来た、過去と現実の磁場のなかで
じぶんの言葉すら忘れたやつらに罰をってな
それが当然のことなんだ、きっと
やつらが存在している事実の胸糞で、おれはいつも嘔きそうになって、
スタックしたトラックが停まる道のむこう側で絶えず見張っている警官たちの家庭を
不道徳に充ちた笑みでもって、やさしく葬ってしまいたくなるんだってつぶやくのさ
やつらの存在している事実がまるでうそっぱちだったってことにしたいくらいにね、きっと。
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