成れの果てのその続きを/あらい
わる)高架下(へ単調な連続音)
機嫌ひとつのキラメキ多くうなじの鱗屑に狂っている
柔らかな鎖は変わらない。いまや恥ずかしい雪物語
ト書きで始まり 心に映るようすなのだ
やけにひろくしろい部屋で、嘘があればいい
幸せな今が欲しいから花弁を心臓の表情で握り返した
葬りたかった手指の症状がまた願っています
喉元に出かかった荒れた土地とぬかるみ
堤防坂道から反れてゴミ捨て場を寄せる
遠吠えという尖らせる反応にぶつかり
砂丘風景の見晴らし、彼方の瞳のおくに
両腕で、きれいな爪の音の発赤と刺した
『成れの果ての』と、いう。こんなところで
騒がしいの
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