喜劇/秋葉竹
しまう
悲しみをだれか
知ってるかな
そのあと好きになってしまう
地獄の愛情とか
ただ想像の中で笑う君の唇を
純粋に可愛いし綺麗だし
奪いたいと想ったんだ
世界から孤立したふたり
ふたりきりの妄想を始めようか
いやチガウか
創作か
愛がなにかなんて知らないまま
ひとを傷つけることはこわいし
ひとを愛することもまたこわいんだ
愛すれば愛するほど
嫌われる悲しい傷跡は
あんな孤独を僕に与えてくれたものね
それを踏まえて
乗り越えて
ふたり
大好き同士になれたんじゃなかったっけ
君から
「あたしが
愛してないと死ぬようなひと」
と
想われたい
そしてそう
小馬鹿にしながら
さ
あなたって
愛してないと死ぬみたい
止まると死んじゃうダレカみたいね
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