猫のうた/
秋葉竹
ぎる。
よこなみ、海はどこに牙を隠す。
目にはみえない太陽がどこに、
隠れているかもわからないままで。
よかった、わたしは、なにもいらない。
ただ猫とふたり連れで、街をあるいたり、
夕方、早く夜が来ないかなと、ただ待つ。
ありがとうを云っても、よいけど、
どうせ君は月に帰りたい、猫。
目も合わせずに、尻尾を振って、
どうせあっちを向いて、みゃあと鳴くだけ。?
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