原体験◯ヒカリの想起/ひだかたけし
夜陰の大雪原に独り
垂直に立つ童子の私
ふと何かを感じ
天空 仰ぎ見れば、
巨大な光の眼、眼、眼
私を見ている私を観入り
巨大に在る光の眼、眼、眼
(私が見ているのではなく彼らにただひたすら
見られている、視られている、観られている)
襲い来る畏怖恐怖渦巻く最中に
〉自分という存在〈
ヒンヤリ認め覚醒して居る童子の私
何故か同時に沸き起こる認識、
〉思考のヒカリ想起し受動から能動の思考へ〈
いずれ私を誘う種火と化し、
この世界という霊性 魂に刻み込まれ。
戻る 編 削 Point(4)