ランチ/秋葉竹
 
くなにも考えずに泳いでく

水面のキラキラをみあげてみる

そこにはちょっとない悲しみがゆらゆら

なにかの決意をバラバラにしてる

遅い夢をみてる

神さまはどこにもみえないから

いないんじゃなくってちゃんといるよ

まだ知らなかっただけでね

そのすき通った風景を

みおろす山に立ちたいな

なにも恐れずに

生きたいな

だから山道を歩きたいと想った

ひとを助けるやさしい風だって

そこには吹いているかもしれないだろ

夢よりも浅いほんとうの世界で

しあわせになれるって

そういうことだと想う

ただ夜に込めた憧れの気持ちだけで

そう想う

もうとっくに

軽めのランチは食べ終えた







戻る   Point(3)