ランチ/秋葉竹
くなにも考えずに泳いでく
水面のキラキラをみあげてみる
そこにはちょっとない悲しみがゆらゆら
なにかの決意をバラバラにしてる
遅い夢をみてる
神さまはどこにもみえないから
いないんじゃなくってちゃんといるよ
まだ知らなかっただけでね
そのすき通った風景を
みおろす山に立ちたいな
なにも恐れずに
生きたいな
だから山道を歩きたいと想った
ひとを助けるやさしい風だって
そこには吹いているかもしれないだろ
夢よりも浅いほんとうの世界で
しあわせになれるって
そういうことだと想う
ただ夜に込めた憧れの気持ちだけで
そう想う
もうとっくに
軽めのランチは食べ終えた
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