木漏れ日まるく連歌れんしゅう/小池房枝
 
平成十七年五月十七日
半歌仙連歌「木漏れ日まるく」の巻
於 RT会議室A

 表
 発句  夏木立木漏れ日まるくなりにけり
 脇    手足伸ばして歩く歓び
 第三  園児らの帽子ばかりがひょこひょこと
 四句   分身の術を使っています
 五句  真っ白な雲は空にて気ぜわしく
 六句   人が行き交う五月を見てる
 裏
 初句  休憩のトイレの窓からぼんやりと
 二句   鳥見て思う今夜はカレーだ
 三句  ウイルスも大陸からのお客人
 四句   もとは異星の客であったか
 五句  マタンゴも座敷わらしも膳につけ
 六句   花びらの雨降りしきる
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