線/
soft_machine
空たかく舞い散るカイトが風に圧されてたわむ僕
色や質 歩道を染める稲穂の影ですら
見つけ易くもある
見つけ難くもあり
天気図のような割合しっかりとしたものもあり
等高線のように多分に参考でしかないものもある
一日の終わりを締めくくりつつ
ことばの泡のように
恋と愛との特異点を何時までもさまよって飽きない
抑えきれない感覚を彩る線
誰からも棄てられず幾らでも引かれ
カンバスすら支配しきれずまたほらこまかく震える
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