人・生/
ひだかたけし
燃える森の光に
子らの遊び戯れ
ジャングルジムの鉄路
銀に錯綜しながら
放擲されるブランコに
登り棒いち早く昇り詰め
遊び疲れた子らの
使い尽くされた肉体
燃える森の光に置かれ
一斉に裸木の群れ枝々絡み合い
森影にひたすらの溝道掘り進む
次第伸び広がる溝道に
呑み込まれ流れゆく燃える森の光
異様な息吐き溝道の異様な息遣いに、
我々のタマシイ唸っている
魂のワレワレ唸り悶えながら
ワレ 独りの我に辿り着く か?
ポトリ脱落し去る肉体を後にシ
戻る
編
削
Point
(4)