memo.02/ryinx
まやは水草の満ちる夕暮れでも
草原しかなかった過去のように
かたわらの湖をみつめる
修理費のいらない世界だから
ただ自然に流れていく世界だから
森の陰でその光景をそっと見つめる
コップから零れ落ちた水滴を
たとえばそっと舐めてみて
もしそこにかつての海の片りんをみたら
やっぱり消えゆく物語の一ページにさえ
そっと誇りを持てるように思う.
・一瞬と一瞬が 手を繋ぎほどける
・あの時のあの光景が そのときの記憶が
・絡みあっていた指さきが 離れていく時
・
(????)
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