ゆれる/
soft_machine
ゆれる
場末のカウンターで一杯
曲と曲の合間の
エアポケットに燻ぶれ
ゆれる
ミュートしなよと
いつまで生きてゆくのさと
ゆれる
昼風呂にも様々な内外の境はあって
定まらない影のトーンと
空想上の魚達が
ゆれる
いつまでたっても肉のつかない
色が褪せているのも
冬らしい
心も
体も
光の中を進んでいる波?
ともすれば
その上で感じるゆらぎは
もしかしたら一定なのかもしれないが
ゆれ続けて
太陽はひとつ
揺れたいだけゆれろ
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