五行歌、この意識の内に∴雑然と/
ひだかたけし
純白に
立ち現れる
アナタは誰?
優雅な笑み
その顔に浮かべ
燃え盛る黄金の
文字で記されて居る
のか、それは?
堤防が決壊すれば
すべて無に帰し
顔のまた現れ在り
可笑しいくらい
輝いて
知らないなアンタ誰?
ひたすら瞑目する冬の夜
朝に冬の冷気浴び
歩み出るこの私、
ピシッと意識引き締まり
感覚されるこの世界、
なんと鮮やかに在ることか!
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