裸木のうた/ひだかたけし
 
はだけ絡まり
伸びる枝々
繊細に
湾曲しながら
広がり扇状へと
メタモルフォーゼ

今、斜光に染まり赤々と

眼差し凝集し
陽の翳りの瞬間、

 絶えること無き
 生命という生動の思考、

我に伝導し至高の輝き。



戻る   Point(5)