繁忙期の放心と、周縁の人々、一部に含まれること/うめバア
 
たろう
心の中で、人生の呑み会ベストテンを考えながら
また、歩いて
地下鉄一駅分ぐらいなら

ルーロー飯の店もなくなったか
しょうがないなあ

あの子とあの頃、よく歩いたな
仕事終わって、待ち合わせて
町中華で、一杯やって
また、駅前へ
くだらないことばかり
延々と、しゃべくりながら

明日も仕事だもんで
途中で不機嫌になってさ

あのあたりかな
時間の入った大事な財布を
落としちゃったのは










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