詩がいなくなったのに僕がいる/
かち
詩がいなくなったのに僕がいる
ぽっかりとあいてしまった朝の空
仏陀もこんな気持だったのか
ついに死んでしまうまでの数ヶ月間
詩のために僕がいたとしても
僕のために詩はいないのだ
詩がいなくなったとき僕がいた
僕のために僕がいることはできるのか
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