フルオブライフ/
ねことら
フルオブライフ、
透明度の高い日々だった
言い換えれば僕たちの
一つ一つ箱詰めにされた
コワーキングスペース
揺れること、かすかな
軸を保ちながら
君の硬い輪郭線で、描かれる占有
ここは
夜の密度が薄くて
スローモーション
カメラは
永続的に固定された
記号の夜だ
何もない
何もない
何回でも
いいから
気がつけば降り積もる
プラスチックの花葬、
緩やかに再送されて
いいね、とても
君に
似合うと思う
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