意識の光景23◯時、一刻/
ひだかたけし
突き入って来る
巨大な力動の
異様 渦を巻き始め
ぼんやりと薄明、
うっすらうねり流れて
静か萎れ消えゆき
漆黒の闇に在りて
苦肉の病みに犯され
尚も透明に冷たく
覚醒の凝視に
耐え耐えて
時、進み円環為し
わっかわっか
カッと、
紫紺燃え上がる暁に
光輝一閃、死の焔を観る。
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