独り言1/短角牛
子供の頃 何にでも興味津々な
そんな人間を演じていた
そうすれば
博士枠に入れると思っていた
友達ができるのじゃないかと 期待していた
真似ることは学ぶこと 格言に勇気をもらった
テストはできても 心は潤わなかった
幸せってなんだっけなんだっけ
何かを愛することならば
盲目に近づくことならば
私は幸せになろうとしてた
鳴らない電話 わからぬ他人
夏休み たった一人のあの日々は
学びの遅い 嘘つきが
少し早めに 今のために
孤独を学ぶ時期だった
泣かなくていいよ それは絶望じゃない
頭の悪い 愛しいあなた
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