この冷える冷える冬晴れに/
ひだかたけし
陽の光の、
裸木の枝々を滑り銀の色
裸木の枝々の、
微かに震え揺れ揺れ
銀の輝き透明に
この冷える冷える冬晴れに
銀の輝き透明の
光はいつしか
間断なく降り続け
街を静かに洗い出す
裸木の枝々が鎮まる頃、
街にはもう誰も居ない
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