甘く無残な鼓動/ホロウ・シカエルボク
んな興味もない、飲み込んだ嵐は内臓の形を変える、心拍が跳ね上がり、なのに血液は冷えて行く、最高の混乱、バッド・インフルエンス、でも満更じゃない、そこには常に、次を模索する試みがある、身体が音を上げる時ほど、精神は先に行きたがるものさ、そら、限界を超えて見せろ、身体が軋めば軋むほど新しい言葉が落ちてくる、無理は効くんだよ、そしていつからか、それは無理ですらなくなる、そしてさらに深みへとのめり込む羽目になるのさ、理解した瞬間に腹は括った、俺が欲しいのは栄光なんかじゃない、社会的な認知でもない、そんなものどうでもいい、俺は書きたいことを書き続けた、死ぬまで、死ぬまで、それをやり続けた、俺が残したいものは
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