この夜の断章2/
ひだかたけし
この夜の訪れ
闇の深まりゆき
確かに灯る明かり
橙の色に向い家から
外に温かにほんのり広がり
対し、
輝く内なる光の海
無限に拡がりゆく
銀から黄金に
未だ透明には至らず
*
私は生きる、
この外界と内界の狭間
鮮明な意識 保ちて、
この謎に充ちた世界人生 世界人生という謎
解き明かし意識化する舞台故に。
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