青空とレモネード?/朧月夜
を行うこともある。
その日も、あるお店の内装を手がけてきた帰りで、僕はまだ食事を取っていなかった。マルエツ書店のフロアの奥には、茶源堂という喫茶店がある。僕たちは3人でそこに入ることに決めた。君と君のルームメイトはすでに食事をしてきたらしく、アイスティーとホットコーヒーを注文した。僕は、腹の足しになるものを食べたくって、ミックスサンドとレモネードを注文する。
「レモネードが好きなの?」と、君。
「まあね。癖になっているんだ」
「もしさ、レモネードの雨が降ってきたりしたら面白いよね」と、はしゃいで君が言う。
それに対して君のルームメイトはクールだった。
「あん
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