げんざいちてん。/あらい
 
くらみに淫蕩で            やけに大きく キク 小糠雨、
魔法の書は楽観 収穫として。              このときはなく
また遺伝子は不在にして柔らかな房        ゼンマイしている緊張
生クリームを白桃、角砂糖。粗目雪、           ではなくて
だらしなさ 蒸し暑い 山の神が     あるドローイングの実感こそ
圧して、照らして。眺める。         かわるところは 首を振り。
気がついたら。            構想、リトグラフ(石版画)の幅 
磊落に球根、しとど踊りや                 薄薄、揺れ、
底蓋をあけたら。     
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