念う/
印あかり
きょうび 灰に花に 煙に霞に
忙しくて
あなたの影ができない
光さんざ降る 窓の外にも
薄暗いお家にも
心の 海原にも 大地にも
忘れないで 忘れて 忘れないで
あなたの声が
不快な鳴音となり 夢を襲う
優しかったあなたが
初めてわたしを苦しめている
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