五行歌 白日夢/
レタス
黄昏に
金の雨降り
幼子へ
みどりの壺に
骨を入れよと
泥沼に
もがき苦しむ
指先で
届かぬ糸を
手繰ろうとする
ブランコを
二人でこいだ
姉さまは
浴衣すがたで
煙と消えた
しゃがみ込む
少女の涙
ハンカチで
拭こうとすると
狐のお面
戻る
編
削
Point
(4)