gastronome 11-20/AB(なかほど)
 
このメニュウ
先生の部屋の座卓に置いてあった原稿用紙に
書いてあったこととそっくりだ

 
 
わたしにはぉろしあ人の血が混ざってるのよ
と言って出してくれるぼるしちは
いつもぬるい
 
 
 
帰りのカフェで
君を思い出した
つまり それも かげろう
 
 
 
日焼けあとのしろとくろでは味が違うのだ
違うと思うから
何度も確かめようとしている
 
 
 
ポリーおばはんのクッキーの匂いと
メアリーの笑顔が忘れられへんように
結局またこんなとこに戻ってまうねん
 
 
 
それでも紅いほうが美味しそうに見える
と、おじさんは卵を取り去
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