干し柿/夏川ゆう
 
子供の頃
あちらこちらで見かけた
今はあまり見かけない

干し柿は美味しい
子供の頃は好きではなかった

開発が進むほど
昔らしさは何処かに消え
寂しさを感じてしまう

味が独特過ぎて
子供の頃は食べられなかった

寒くなると食べたくなってくる

食べ頃になると
白くなってくる
一つ食べればもう一つ食べたくなる

日本の風景
干し柿がある風景
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