sayonara.com 41-50/AB(なかほど)
 

 
 
 
いつまで経っても
あの曲がり角にたどりつけない
一人でたどりつけるはずはないのだ
 
 
 
朝届いた君の事を告げる手紙が消えた
いつまでも何もないという思い出だけが
残った
 
 
 
窓はない
最初からなかった
そう思ってごらん
 
 
 
今日 雪 降って 消えた
ひざを抱えて 眠る 者たちに
降って 消えた
ことばは とんと
 
 
 
 
 
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