詩想33/ひだかたけし
 
無限の残響、無限のザワメキ、無限の打刻

  うっすらおおいかがやきひろがり

 どこまでも青く澄んだ大河の流れに
 今、
 巨大に押し出され氷河の雪崩れ落ちる

無機物群れ一気襲い来る恐怖知って居る私
波打つ光ことばの群れ押し寄せ来るを
意識の内に捉え認めながら

冬の到来、

蒼白い眼の冷たい微笑みに

 狂わず己を清明に保つ意志、

無限の残像に共鳴するオノレ 
直に感じ観入りながら確と保ち。



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