光(新訂)/
ひだかたけし
創り壊されゆく
光の断片を繋ぎ合わせ
響の原野に祈った
暗がりから白手が伸び
祈りのカタチすら崩していく
後腐れのないお別れ 転がる骸
何度も、何度でも繰り返し
哀しみの億万と木霊し
カタチ在るもの、
次々と破壊され
永遠を募る囁き、
魂の刻印を残し
今の今にも消えゆく
かつてのわたしたち、
生まれたての子供の見つめていた
遠い遥かなヒカリのように
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