自由律2023.11.12./田中教平
 

林檎の樹を眺めきみ何おもふ

ひらけた地より林へあるくふたり

海そのままに日は動かずふたりで居る

樹によりてきみ何おもふ海のおと

われに罪あれば日はそのままに海よ鳴れ

くちづくる互い罪成すふたりにあした

山見れば山に日の照るすこしの安気

そのとおきこころになにのひそむ


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