意識の光景4、五行歌借り/
ひだかたけし
意識の無色透明に
打ち寄せる光の波
次々と次第に激し
残響の打ち重なり
立ち上がる無色透明、
しずかさに
うちひろがる
ひかりのざわめき
とおくちかくあわだち
色付きながら次第に消えて、
光の響き
掴み取り
書いては消し
発声しては沈黙し
震える手で響の原野に。
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