sayonara.com 11-20/AB(なかほど)
 



明けて静かな正月
少し笑顔の戻ってきた母の顔を見て
また あの青空を思いだしてしまい



それから
僕らのパイロット・プラントを吹き抜ける風は
いつでも同じ音になった



笛の音
振り返るばかりの僕には
聞こえず



お前と違って俺なんかただの
月に吠えるような馬鹿
それでもまだここで生きてる



いつものとおりだと泣いてしまうので
美味しいお菓子の作り方で
カレーを作る



君を忘れようとすることと
忘れられないと思うことは
キルクルからのかけがえのない風



このメニュウ
先生の部屋の座卓に置い
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