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AB(なかほど)
にこりとして
十二番目の石から昇る昼と夜のことを詠いはじめた
今も続く詩を
そのときはじめておじいの顔つき変わって
おかえりい
いうた気がした
どこからか冬越しバッタが飛んで来て
奥の方からうすく漏れる光に
恍惚の目を滲ませていた
当たった顔の 谷やんを
誰も見たこと ないけれど
負けても笑う 谷やんの
その顔を見たくて ホルモン屋
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