魂の鉄橋/
ひだかたけし
たこと改め新た眼差し
〈そのまま死してぼんやり暗闇に包まれた光の国へ行くのか?〉と尋ねる
ぽっとぱっと灯る光の響き
鉄橋のなかを疾駆していく
空の青み際立ち笑い飛ばし
魂の輪郭を
意識の開ける
明るみに手探りし
日々の過ぎ行く響き確かに
ヒビキ確かに私性超え伸び拡がる、
沸き立つ朱の血潮を意識に輝き立たせ。
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