ヨル回ルヨ(回文)/水宮うみ
 
立った 残念、捻挫だった
たった ざんねんねんざだった


白く溶けたい 月に気付いたけど黒し
しろくとけたい つきにきづいたけどくろし


「誰?」眩しい月の中 魚の傷、石踏まれた
だれ まぶしいつきのなか さかなのきづいしふまれた


眠らない夏 暑ないな、ラムネ
ねむらないなつ あつないならむね

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