空港のふたり/soft_machine
 
雲の上で味わうトマトジュースは すっきりとして濃く
何だかいつもと違うみたいで
どちらが本当のわたしなのか 急に難しく感じた
生きているのだろうか
なんて、変なこと考えだして

あなたと向かいあった時は とても緊張したけれど
くつろぐふりは得意

出会った時ききたかった未来は
膝の上で熱をおびはじめ テーブルクロスを被せた
綺麗な野菜を取り分けながら
溶けかけているアイスに驚いたふり
一番はこれの笑顔を使って
喜ばせたいって思った
繋ぎかたや
放しかた
精いっぱい努力したつもりだけれど
足りないわたしは
やっぱり生きてるのだろうか、と

翼だけうつしくても
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