さんらー は (散文詩 10)/AB(なかほど)
みんなおらっちのこと「さんらー」ってよん
でるけど、おらっちにはもっとちゃんとした
「せいとく」っていうかっこいいなまえがあ
るのに。でもかんじはかけないからさ、「さ
んらー」でいいかあってもおもう。
とくいわざはうでずもうだったけど、ふつう
のとはちょっとちがうよ。ぽてとちっぷすた
べてたり、こーらのんでるわかいのがいたら
「それをかけてやらないかあ」って、おらっ
ちがぐーんてうでのばすと、むこうもまっす
っぐにぎりかえして、それでつったったまま
はじまるわけ。おらっちまけなかったさ。だ
って、「さんらー」だから。
ぽてとちっぷすはおいしかったね。お
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)