五行歌、籠のなかの球根(改訂)/
ひだかたけし
この世界という
無意味を掴んだら
この無意味という
力動に包まれたら
次に行って生きて
欲はあっても執着はない
荒れほど在った
食欲も性欲ももはや囚われず
自由なる大海、恋愛幻想呑み
その深みへ泳ぎ沈潜する
あなたはわたしは
創造する力動の
一つの核、
尊い拠点、
自らに火をつけろ!
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