夏の終わり/
セガール、ご飯ですよ
ベルトコンベアにのって
運ばれてくるお父さんの遺体は
全て作り物ですから安心してくださいと
係員の人が私に説明したそばから
お父さんの遺体が次から次へと
ベルトコンベアに乗って運ばれてきて
足元にだんだん積もってゆく
僕が思わず水着に着替えて
遺体の海でバタフライしたら
お父さんの遺体がびっくりした顔で
脱ぎすてた僕のブリーフの尻に
くそがべっとりとついているのを見ていた
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