平和絵巻/atsuchan69
 
気ィつけや。あのデカイ顔は戦前からおって、ワシ等をエエように使うてきた心底悪いヤツ等の別の仮面なんやで。他にも壺売りだの降伏の化物とか色んな仮面、ぎょうさん持っとるわ」さっきのオッチャンが、またボクの耳元で何かを話したが、そんなことはもうどうで良い。次から次と、巨大ちゃんが美女ばかりのソルジャーを仕向けて来る。逃げなくちゃ! ――いやしかし、都市部も、農村も、山奥の村でさえも、にっぽんじゅうのあらゆる生活圏が、電動のリモートパンツを穿いた女ソルジャーたちによって悩殺攻撃され、男たちは胸に歓喜の太陽を抱くと、朝は乳酸菌飲料を飲み、昼には牛丼を食べ、夜にはエロ可愛いソルジャーたちと朗らかに対話をし、日々その大道を勝利の道としてゆくのだった。



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