詩想14〇白描/ひだかたけし
 
六十を境に
雨の降り頻る、

麗しき哀しき歓びの

毒、

透明に 顔 押し付けて

貴女という至高の思考の織物、

眼差す私の瞳・意識 
ひたすら白描、

ヒカリ

ヒビキ辿り延び広がりふと注ぎ込まれ


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