道程/ひだかたけし
 
何処に行き着くこともなく
そっと明かりを灯して
静かに確かに歩んでいる
歩むこと愛し饒舌慎み
花開く路傍、凝視する
己をひたすら道程に晒し

 意識の視界の一点、

 次第に光球の輝き増し

 始まりもなく終わりもなく

 限り無き覚醒の内に在り始めるもの

あゝ瞬きの永遠に
あゝ凝縮した瞬間に
思考を一旦放棄しては
汝は意味超える次元抱く姿、

芽生える新たなもう一つのオノレよ!








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