焔の舞台/ひだかたけし
 
白眼と白眼、バランス崩し
黒い輪郭に青白く輝く肌
何かに呼ばれるように
何かを呼びながら
無限に向かっていく
意識の光に充たされ

 柔らかな死の祝祭、
 死と再生の饗宴、
 虚無を乗り越え、
 思考直観の、
 荒馬を馴致する、

意識の光に満ち
太陽が近付く
何かを呼ぶように
何かに呼ばれ
青白い輪郭に黒く輝く肌
白眼と白眼、均衡しながら

黄金の球体を運んでいく焔の舞台。




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