Growth/ホロウ・シカエルボク
 
だ、だけど何をしようが、意味のあることなどそんなにありはしない、連続する無駄だって、俺はずっと言ってる、それが伝わるかどうかなんて話はどうでもいい、それはまた別の問題だ、だって、それは俺以外の誰かのことになるのだもの…俺は公衆便所を出て、ポケットからチョークを取り出し、地面にジグザグを描いていく、連続する模様、連続する模様はあらゆる日常を連想させる、あるいはあらゆる日常を表現している、思考を持たない者の日常は限定されたパターンのもとに実行される、限定されたパターン、至極単純なパターン、いつまでも描き足される、単一な連続する模様は一見美しいものに見える、だから成功しているように見える、わかるか?でも
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