ぎらぎらと、ゆらゆらと(改訂の改訂)/ひだかたけし
 
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界のゆらゆらと揺れている

折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく

何処まで辿り着けるだろう?
自ら生き描くイメージと
衝突し容赦しない現実と


ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
抗う命は揺らいでいる
意識のしずしずと明るみ続け



戻る   Point(2)