ぎらぎらと、ゆらゆらと(改訂の改訂)/
ひだかたけし
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界のゆらゆらと揺れている
折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく
何処まで辿り着けるだろう?
自ら生き描くイメージと
衝突し容赦しない現実と
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
抗う命は揺らいでいる
意識のしずしずと明るみ続け
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