眠り姫/ルルカ new
 

感情なんて、ずっと奥深くで眠らせていたのに、
なぜに、君は、それを起こそうとするのですか?

私は、まだ理性だけでいたいのに。
男でいたいのに。

君は、私の中の女を目覚めさせようとする。
なんの目的で?私が、そう問うと、静かに笑って言った。

「あなたの中の女が僕を呼んだのです。眠りから覚めさせてくださいと。」

「私が?そんな事はありません。絶対に。」
私は、強く首をふった。

「なぜ、そう思うのですか?」

「まだ、その時期ではないからです。」

「そうですか、、、。けれど、本当は今が、その時なのですよ。あなたの無意識が私を呼んだのですから。」


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