シグナル/パス/
ねことら
きれいな石を捨てる
単純な計算で
加速していく、
夕暮れの
あなたはそこにいてもいい
まわりには誰もいない
はじめから始まってもいない
想定、かつて
砕かれた液晶を
眩しい、と
思った
美しいひとへ
重なりを恐れるな
拾うたび、息をする
一つ一つの傷と
名付けることも
できずに
今も
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